町田のYOSHIKI ピアノで魅せる男子

だいぶむかしの話ですが、一時期、小学生の生徒ちゃん(くん)達が、ひとりの女子を除いて、あとみんな男子になったことがありました。私は女子だから男子だからと、性別に「らしさ」を求めたりするタイプの先生では元々なく、とくに気にとめることもなかったのですが、たまたまその時代、X-JAPANが流行っていまして、案の定と言いますか、男子たちがみんなYOSHIKIモードになりました。(笑)

「先生〜、次はForever Loveをやりたーい」と言ってきたかと思えば、「Endless Rainも!」とか。あのですね、講師という職業はレッスンの後、誰かがレッスンで弾いてくれた音や曲やフレーズがわりと頭に残るんです。さすがに、あの素敵なバラード系を連チャンで聴いたあとは、目があさっての方角と言いますか、遠い目になりました(笑)。まぁ、連チャンでなくとも、あの2曲は特別な魔力がありますし、それはそれで幸せな体験でした。そして、結構みんなロマンチックに歌い上げてきてくれたりして、先生はもう嬉しくて拍手喝采になったものです。

YOSHIKIさんと言えば、女子や女性のファンも当然多く、女性の生徒さんの演奏もよく聴きます。一方で、上記のように男子や男性の方からのリクエストも多く、そんな時は、なぜかトツトツと弾く姿(後ろ姿?)が妙に魅力的だったりして、いいなぁと思ったりすることがあります。はい、そうなんです、私は声を大にして言いたい。男は黙ってピアノを弾こう、絶対モテる。(あ、極めて個人的な意見です。)

そう考えると、YOSHIKIさんがこのピアノ教育業界に与えてくれたエネルギーも、たいへんな功績となったことを感謝しなければいけませんね(ほんと?笑)。だって、あのピアノに向かう姿や、髪を振り乱して弾く姿など、憧れる方も多いのではないでしょうか。

ちなみに、J-POPの曲というのは、歌詞がそれなりについているので口ずさみやすかったり、また馴染みやすさもあります。ピアノを弾きたいと思うのは、イコール、なにか目標とする曲があったり、もちろん、具体的な曲がなくても、あんな感じで弾きたいとかイメージがあるものです。テレビやネットなどで目にした時に、いいなぁ、と思う気落ちはとても大切です。なので、講師はそれを吸い上げてあげることも仕事ですね。

そんなわけで、当時は「町田のYOSHIKI〜」なんて呼んでいた小学生男子も、いまや立派な薬剤師さんとなっておばあちゃんたちのアイドルとなっていたり、脱サラをして会社を興して社長さんになっていたり。みんなそれぞれのステージで立派な大人さんになっていまして、当時は20代だった私も、親戚のおばちゃんみたいに目を細めています。

ちょっと前までアンパンマン見て泣きべそかいてたのになー、なんてね。年取るわけだ。。