心のふるさとトゥーツシールマンス

ハーモニカ奏者のトゥーツ・シールマンスが現役を引退(2014年3月)。。

うーん。御歳を考えると、無理もないかなとも思いますが、やっぱり残念ですね。トゥーツのliveには昔よく行きました。あの郷愁あふれるハーモニカの音色、紡ぎ出すあたたかなメロディーライン、優しくて深くて、まさに人生におけるすべての感情が刻まれているようなplayでした。あんなちっちゃい楽器で、あれだけの感動を与えてくれるなんて本当にすごいなぁと。私にとってトゥーツの音楽は別格でした。

最後に生演奏を聴いたのは、確か06年辺りだったと思います。ブルーノートにて。もう本当になんというか、一緒に行った音楽仲間6人程の、全員の心の大掃除をしてくれましたね。私なんかは、まだオープニングだというのにあの音に反応して思わず目頭が熱くなってしまい、自分、まだ早いぞと焦ったのを思い出します。まぁ、後ろを振り返ったら友人も同じような顔をしてましたけどね。加えて、その頃トゥーツは、仲の良かったギタリストを亡くしてしまったとかで、「こないだ一緒に演奏した時はそばにいたんだよぉ」と、ステージ上で曲の合間に涙ぐんでしまって。あぁ、歳をとると涙もろくなっちゃうよね、そうだよね、と、それを見た仲間も一同、トゥーツにもらい泣きしてまた泣く。。(笑)

このとき、確か補聴器をしてました。ご自分で観客のみんなに「みてみてー」ってご披露されてました。本当にお茶目な人柄。見た目は確かにおじいちゃんになってた感はありましたが、でも、だからこそ音はすごかった。ほんと、これが音楽のおもしろさというか、醍醐味なんですよね。人生を燻したような、とても強い輝きを放った音でした。やっぱり音楽にはハートが大事なんだなぁと、トゥーツの音に包まれながら心酔しきったひとときでした。

私のお気に入りのアルバムは「Brasil Project」と「Affinity」に「Only Trust Your Heart」あ、いっぱいありすぎる。あと、ステファングラッペリとのもよいですね。休日におすすめ。仕事の日に聴くと仕事行かなくなっちゃいそうなので。。^^