違う楽器も聴こう

今日紹介するのは、マイルスの「Bag’s Groove」からお馴染み「But Not For Me」

ジャズの帝王マイルスのフレージングは本当に無駄がないというか、聴けば聴くほど味が出るというか、ずっとしゃぶっていられるスルメというか。。(マイルスファンに怒られるー)

とにかく基本的にテーマの取り方が上手いです。私がジャズピアノを勉強し始めた頃、よく言われたのがこのテーマの取り方、つまりアレンジについてでした。どの拍にテーマの音を置くのか。ストレートか、それともずらすのか。はたまた少しだけスケールの音を入れて遊ぶのか。でもアレンジしすぎるとテーマを取ったことにならないので(バンドの中では特に。)どの程度なら崩しても良いのか、など。

ジャズピアノを勉強をしている方は、マイルスはトランペットだしピアノとは違う楽器だからと思わずに、むしろ単旋律で勝負している楽器をコピーして研究した方がいいと思います。その辺り、あのいぶし銀のようなフレーズを聴かせてくれるハンクジョーンズは、ピアノ版マイルスのような感じです。

ピアノという楽器は打楽器でもあるのですが、同時に旋律もきちんと歌わせることができます。(クラシックを演っている方には当たり前のことなのですが、ことジャズピアノとなるとみなさん忘れがちです。)テーマをしっかり弾き込んで自分の歌い方を磨くこと。私のレッスンでは必ず行うポイントです。

というわけで、動画はTake1より少しゆったりめのTake2を載せてみます。これでしっかりアナリーゼして自分の好みに落とし込んでいくと良いですよ。

Miles Davis But Not For Me (Take 2) Bag’s Groove 1954