ポリーニの熱情ソナタ第3楽章

言わずと知れた熱情ソナタ。特にこの第3楽章は生徒さんの間でも大変人気です。鍵盤の上をダイナミックに走り回るような疾走感、1度聴いたら忘れられないですね。まぁ16分音符がとても多い曲なので指が回らないといけませんし、互い違いに現れる左右のリズムを崩さずにテンポを維持するというのが結構難しい。

というわけで、続・ポリーニ大先生を貼ります。(笑)


はい、もう一時も目が離せないです、かっこよすぎて惚れますー。(←ミーハー)

しかし、この鍵盤に合わせたかのような椅子の高さ。少し低めのように思いませんか?この設定、我が師匠(柳川守先生)を思い出します。「椅子の高さはね、肘がね、力がね、、」云々。。いつも上半身の力加減にとても気を遣われていました。

で、こうして巨匠の演奏を改めて聴いてみますと、やはりベートーベンは偉大ですね。別世界へ連れてってくれます。先日、大人の生徒さんが「先生、ベートーベンは究極のロマンチストだったと思うんです」と仰っていたのを聴いて、なるほど、そういう捉え方もあるなと思いました。つい古典派だから、と硬く考えてしまいがちですが、あの「エリーゼのために」を生み出していますしね。時代から言ってもモーツァルトやバッハによる古典派の集大成の時期で、次なるロマン派への架け橋を担った作曲家さんでもあります。

感情に流されず、整然とした形式美を魅せるこのポリーニをはじめ、巨匠たちの名演の数々。天国のベートーベンは、どんな感想を述べているでしょうね。1度聴いてみたいものです。