音楽の道を目指すきっかけ

昨日、あるサイトで、ポリーニのショパンエチュードに感動して、音大を目指している、という、とても素敵なコメントをしている学生さんを見つけました。その方は、習い始めは親の意向だったけれども、物心がつくにつれ自分もこんな音楽がやりたいと、音大を目指して日々がんばっているそうです。

そのコメントに、何人かの方が応援のメッセージを送っていたので、思わずわたしも書き込んでみました。

自分を振り返ってみると、ピアノの道へ進もうと思ったのは、じっと座って勉強しているよりも、ぽんぽん叩けば音が出るというのがなにより楽しかったですし(笑)、弾いているときは自分の世界に没頭できる、つまり自分の世界を作れる、ということがありました。

音大を出てもう何十年も経ちますが、思えば音楽の勉強だけに専念できる時代って、そう人生でたくさんあるわけではないような気がします。卒業すれば仕事もしなきゃいけない、世の中のしがらみやなんかも経験しなければいけない、色々なことがあります。(もちろん、それがまたいっそう、自分の音楽に深みを増す力になります。)だからこそ、チャンスをいただいたのなら、ぜひ叶えて、そしてかけがえのない素晴らしい学生生活を過ごしてほしいなと思います。

昨今の音大事情をいろいろと聞く中で、その学生さんの頑張っているであろう姿が目に浮かんで、とても嬉しくなったひとときでした。