危険な関係のブルース – No Problem

秋も深まり、色づいていた葉っぱたちも落ち葉となって、地面が絵画のようになってきましたね。サクサクと落ち葉を踏んでいると、音にも色々あっておもしろいです。

さて、季節が冬へと向かうと聴きたくなるのがデュークジョーダンの「Flight to Denmark」というアルバム。デュークというピアニストは、たくさんのパッセージや音を使っているわけではないのですが、それが逆に個性になっています。ジャズというのはおもしろいもので、音数が少なければ少ないほど、どこか影を帯びたような渋さが増すものです。

私はこの中の1曲目である「No problem」が大好きで、初めて聴いたのは大学を卒業したあたりでしょうか、このなんとも魅惑的なメロディーの虜になったものです。あとで、映画好きな母から「危険な関係」というジェラールフィリップとジャンヌモローの映画の主題歌であることを知り、今度は映画も夢中になって観たものでした。

ジェラールの生誕90年を記念して発売された本から。こんなに超美形のダンディーマンは連れて歩くより飾っておきたい。。笑

https://youtu.be/pFBVAeowI0Y ” 

いつだって映画を盛り上げる音楽というのは、その物語と一緒に刻まれるものです。デュークジョーダン、ほんとうに素晴らしい曲を作ったなぁと思います。よくよく聴いてみると、彼のフレージングは、ほとんどアルバムに収録されているどの曲も一貫して同じように思えますが、音選びは一新されています。やっぱりいいですね、デューク節。私は大好きです。音にちゃんとメッセージがある。分かりやすいフレーズなので、アナリーゼしてみると面白いと思います。