ジャズメンでファンクなピアノといえば

ひと口にジャズと言っても、いろいろな弾き方やリズムがあります。要は、どのジャンルともクロスオーバー(重なる、融合する、変化し合う)できる面があっておもしろい音楽とも言えます。もちろん、クラシックだって同じような変化を経て、歴史を作ってきています。

さて、今回はそんな中でもファンキーなピアニストといえばこの方、ホレスシルバー。そういえば、彼の音楽は苦手という人は私の周りにはいない感じです。むしろ、ジャズの中でも比較的明るいイメージを持つアーティストで、ジャズ喫茶とかでよく見かけるような、こう、うずくまって聴くような難しさではなく、聴いていると気持ちが上がるんだよね、という答えをよく耳にします。

ところで、ファンキーというのは日本語でいうと、どういう感じでしょうか。もともとの意味が、黒人の感覚である「泥臭い」であることから、ざっくりいうと庶民的とか大衆的。また「イカしている」という意味もあります。人間でいうと、気取らない奴なんだけど、どこかオシャレで洗練されている。そんな感じでしょうか。なんとも超モテまくりなキャラです。

音楽的には、リズムに乗れて、かつ、ブルージー(ブルース)で、自然と体が動いちゃう、踊れちゃう。この「踊れる音楽」には、だいたい、ひとつひとつの音やメロディーが跳ねていることが多いです。そして、ホレスシルバーの場合は、彼の持つラテンのリズムに依るところも大きい。

一般に音楽は、その演奏する人間の出自がとても重要な要素になります。ホレスシルバー本人はアメリカ出身ですが、両親はアフリカ系。彼の曲づくりには、間違いなくそのルーツが生きています。ちなみにお父上は、あの「Song For My Father」のアルバム表紙にもなっていますね。帽子をかぶり、葉巻をくわえた姿がカッコいい。こんなおとーちゃんがいたら最高ですね。

彼の代表曲というと、上記の「Song〜」がダントツですが、わたしのオススメはこちら。

” Horese Silver – Yeah “

フレーズもタッチも、めっちゃかっこいいです。
https://youtu.be/MZH47w1RNVI