音楽とひとつになる競技、フィギュアスケート

ソチでのオリンピックも早いもので終盤に近づいてきましたね。今回もまた色々なドラマがありました。中でもピアノ屋にとって芸術面と技術面との両方を要されるという意味において1番近い競技であるフィギュアスケートは、男女共に感動が本当に盛りだくさんで、また各選手の表現力などにも魅了されながら、ついつい夜更かしな毎日を過ごしておりました。

選曲も非常に興味深かったです。定番とも言えるアベマリアやロミオとジュリエット、ラフマニノフの2番やボレロ、ピアソラのものなどもありましたが、中でも羽生くんがSPで使用していた、ゲイリームーアの「パリの散歩道」は最高でした。ゲイリーのギターは高校生の頃からよく聴いていて、エリッククラプトンやマイケルシェンカーよりも馴染みがありました。惜しくも数年前、まだまだ現役の歳なのにこの世を去ってしまったのが大変悔やまれます。きっと今ごろこんな大舞台で使用されることに、天国で大喜びしていることでしょう。彼の曲ではやはり「Still got the blues」が好きです。あの泣きのギターは、一発で彼の音とわかるほどに、伸びやかでそしてよく唸っていて。。ゲイリー好き&羽生くん好き、にとって今回はたまらないひと時となりました。あはは。

ふと競技を観ながら、もしこれが音楽なしのサイレントで、何回転ジャンプとかステップとかを観ているだけだったら、こんなに感動するかな、とも思いました。技術面についての知識がある人には、それだけで衝き動かされるものがあるかもしれませんが、素人にはそこまでではないような気がします。音楽が各選手の表現を担っているというか、やはり本質的に表現の集大成であるのだなと改めて思いました。さて、今回もまた、競技で使用された曲のリクエストが来るかな。楽しみ。^^